化学実験A/化学実験B2で吸光度の測定データを前処理するツール(群)です。
現時点で対応しているプラットフォーム:
- Windows GUI (ウィンドウが表示されてマウスとかで操作できるやつ)
- Windows Command Line
- (開発中)macOS Command Line
生データのテキストファイルから,波長を1 nmごと,300-800 nmの範囲に対応させた吸光度のデータのみを含むファイルを生成します。
リリースページからAbsSimplifierGUI.exeをダウンロードしてください。 ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると以下のように窓が開きます(※現時点では署名などきちんとしていないのでSmartScreenで実行がロックされると思います。[詳細]とか押して実行してください...)。
リストのところに前処理したいファイルをドラッグ&ドロップすると読み込まれるので,1ファイルに出力,元のフォルダに出力,出力フォルダを指定して変換のいずれかをクリックして保存してください。 1ファイルに出力の場合のみ,一覧にあるファイルが1ファイルに統合されてTSV形式で保存されます。Excelで開いて編集した後は名前を付けて保存してください。
リリースページからAbsSimplifier.exeをダウンロードして,適当な場所においてください。
PowerShellまたはコマンドプロンプト上で実行します。引数に生データファイルの相対or絶対パスを指定して実行ください(複数のファイルを指定可能です)。実行するとファイル名に“-simplified”を付けたファイルが生成されます。
PS> AbsSimplifier.exe absData1.txt absData2.txt ...
absData1.txt -> absData1-simplified.txt
absData2.txt -> absData2-simplified.txt
...
元ファイル
SpectraSuiteデータファイル
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日時: Mon Jun 11 14:59:44 JST 2018
ユーザ: YoshimuraY
ダークスペクトル: はい
リファレンススペクトル: はい
サンプルコンポネントスペクトル数: 1
分光器: USB4F06998
Integration Time (usec): 60000 (USB4F06998)
スペクトル平均: 5 (USB4F06998)
平滑化: 5 (USB4F06998)
暗電流補正: はい (USB4F06998)
パルス信号/光源有効: はい (USB4F06998)
パルス/光源 起動: いいえ (USB4F06998)
迷光の補正: いいえ (USB4F06998)
処理済みスペクトルピクセル数: 3648
>>>>>Begin Processed Spectral Data<<<<<
176.72 -0.000
176.95 -0.000
...
変換後のファイル
0.0410
0.0391
0.0384
0.0370
0.0370
0.0370
...
※ウイルスバスターにブロックされるようです(署名とかなにもしてないので。すいません...)。[開く]を押すと実行できると思います。 また,Windows10以外では確認していませんので,動かないかもしれません(.NET Framework 4.5以上必要)
zipを落として展開し,中のAbsConvertCoreを実行すると動くかも