出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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ツミ も参照。
つみ【罪・辜・戻】
- (法律) 法、道徳、倫理と言った規範に反する行為。
- 1 に対して負うべき責任。また、それに対して科される制裁。刑罰。
- ある行為から生ずる、他人に対する負い目や責任。
- (宗教) 特に、宗教の教えに反する行為。キリスト教では神の意志に背く行為をいい、仏教では法に背く行為と戒律を犯す行為をいう。罪業。
- 禁忌を破ること。
- 欠点。短所。
つみ【罪】
- 無慈悲な様。思いやりがない様。残酷な様。
- 蠱惑的な様。人に恋愛感情を抱かせ翻弄する様。
- 豹一と多鶴子の仲が心配していた通りになったとはっきりわかると、ひそかに豹一に恋をしている女中は、すっかりしょげてしまって、溜息ばかしついていた。泪ぐむことさえあった。/多鶴子はさすがにそれを気づくと、豹一にそのことを冗談めかして言った。/「あんた罪な人ね」(織田作之助 『青春の逆説』)
- 「つつむ」等と同系で、包み隠すべきものであることの意とされる。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
推量・意志 |
つみだろう |
未然形 + う
|
過去・完了 |
つみだった |
連用形 + た
|
否定形 |
つみでない |
連用形 + ない
|
自動詞化 |
つみになる |
連用形 + なる
|
言い切り |
つみだ |
終止形のみ
|
名詞化 |
つみなこと |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
つみならば |
仮定形 + ば
|
様態 |
つみそうだ |
語幹 + そうだ
|
つみ-する【罪する】
- 罪を責める。処罰する。
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
|
否定 |
つみしない |
未然形 + ない
|
否定(古風) |
つみせず |
未然形 + ず
|
自発・受身 可能・尊敬 |
つみされる |
未然形 + れる
|
丁寧 |
つみします |
連用形 + ます
|
過去・完了・状態 |
つみした |
連用形 + た
|
言い切り |
つみする |
終止形のみ
|
名詞化 |
つみすること |
連体形 + こと
|
仮定条件 |
つみすれば |
仮定形 + ば
|
命令 |
つみしろ つみせよ |
命令形のみ
|
つみ【詰み】
- (将棋) 将棋で、どのように対処しても、次の相手の手で自分の玉が取られる状態。