課題
2015 年のサービスローンチ後、AWA はより収益性の高いビジネス構造へと発展させる計画を始動しました。計画実行にあたり、決済プラットフォームの見直しや開発効率の向上、日常業務の改善など、商品開発に集中できる環境を迅速に整える必要がありました。当時利用していた決済機能では、サブスクリプション型の決済に細かく対応することが難しく、代わりとなるものを検討していました。
ソリューション
AWA はサブスクリプション決済を簡単に始められる Stripe Billing を活用しています。毎月定常的に発生する顧客ごとの契約管理、請求料金計算、その後の決済までをまとめて自動的に処理しています。
結果
AWA は、サブスクリプションに付随する処理・管理工数を最小化することに成功しています。定常的な作業は、経理スタッフ 1 名でも簡単に対応できるようなシンプルなものに純化されており、Stripe Billing を導入してから特に請求関連の運用で困ったことは発生していません。また開発に遅れを出すこともなく、想定通りのスケジュールでリリースすることができました。
あらゆるマーケティング戦略に対応可能な Stripe Billing
AWA はサービスのリリース後も、更なるビジネス拡大のため、様々なユーザー獲得施策を企画しています。初月無料や期間中割引など、マーケティングの色々なアイディアが上がってきますが、実際には開発側がそれに対応した決済のシステムを整えられなければ実現はできません。Stripe Billing ではそれら全ての施策パターンを導入することが可能であったため、マーケティングのチームに「この施策は開発的には出来ません」と伝えたことはありません。
Stripe Billing がなければ自社でこれらのロジックを作る必要があるため、ユーザー獲得施策が多様化するほど、そしてユーザー数が増加するほど、管理と対応が苦しくなるモデルになることは目に見えていました。AWA では、Stripe Billing に備わっている機能から逆算し、実現できるキャンペーンを打ち出すこともあり、Stripe Billing を余すところなく活用しています。
ビジネスチャンスを逃すことなく、自分たちが進めたいと思ったことを確実に実現できる点に、Stripe Billing のインフラとしての価値を見いだしています。
将来を見据えて
AWA は今後、料金プランも様々な形式を検討していく予定です。ビジネスの成長に合わせた環境やビジネス形態の変化にも、Stripe Billing を利用することで柔軟に対応できると確信しています。
Stripe Billing には、サブスクリプションビジネスのグローバルでのトレンドに合わせて、新たな機能が定期的に追加されていることも魅力と考えています。最近では Schedule Subscription (サブスクリプションの予約機能) が加わり、今後 AWA で積極的に活用していく予定です。
また、日本市場の次は海外展開も視野に入れています。多国展開を進めている Stripe だからこそ、そういったビジネスの大切な局面においても成長を手助けし続けてくれる、良いパートナーとなっていると実感しています。まもなく開始となるコンビニ決済や銀行振込といった決済手段への対応など、今後はより多くの決済手段の拡充にも期待を寄せています。
「Stripe の効率性には感心するものがありますし、プラットフォームの信頼性も高く、3 年以上利用していますが、問題がほとんどないことに驚いています。Stripe はサブスクリプションには欠かせないサービスになっています」
Stripe Billingはマイナスな処理や作業をプラスに変えてくれるサービスです。無ければ成立しない課金基盤などのコストのかかる開発時間を短縮できるだけでなく、一度作れば多種多様な機能を利用できる応用性を得られることに感動しました。