選り抜き記事
中山トンネルは、上越新幹線高崎駅 - 上毛高原駅間にある総延長14,857 mの複線鉄道トンネルであり高崎方面から進行すると榛名トンネルの次、二番目に通過するトンネルである。建設中に2回の大出水事故を起こして難工事を極め、2回の経路変更によりようやく完成したが、経路変更のためにトンネル内に半径1,500 mの曲線ができてしまい、営業速度240 km/hの新幹線がトンネル内の曲線部分を通過するときには160 km/hに減速せざるをえなくなった。また日本において初めて新オーストリアトンネル工法 (NATM) が採用されたトンネルである。当初の予想を大幅に超えた難工事による工期の遅れから、中山トンネルの工事は上越新幹線全体の開業に多大な影響を与えることとなり、事前の地質調査の重要性など、多くの教訓を残すこととなった。……
- 雄蕊は、被子植物の花において花粉を形成する構造であり、ふつう花被(萼や花冠)の内側、雌蕊(雌しべ)の外側に存在する。雄蕊はふつう花粉を形成する葯と、これを支える花糸からなる。花粉嚢内で形成された花粉は(別の花または同じ花の)雌蕊の柱頭に付着し(受粉)……
- みなみのうお座は、現代の88星座の1つで、プトレマイオスの48星座の1つ。その名のとおり魚がモチーフとされる。全天21個の1等星の1つとされるα星のフォーマルハウト以外は全て4等星以下で、目立つ星雲・星団もない……
- スペンサー・パーシヴァルはイギリスの政治家。弁護士および庶民院議員として名声を得たのち、法務次官、法務長官、財務大臣を歴任した。1809年に首相に就任し、ワルヘレン遠征の失敗、摂政法問題、貿易不況といった問題を乗り越えるも、その矢先に暗殺された……