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今井浩三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今井 浩三(いまい こうぞう、1948年1月1日 - )は、日本医学者札幌医科大学名誉教授、元・同大学長。元・北海道公立大学法人札幌医科大学理事長。内科医(がん)の研究者。癌の分子診断や新しい治療が専門。日本学術会議会員(20,21期)、2009年、春の園遊会に招待。2010年、東京大学教授(東京大学医科学研究所附属病院第19代病院長)[1]。2013年、紫綬褒章受章。2014年、東京大学特任教授(東京大学医科学研究所医療イノベーション推進室長)、神奈川県立がんセンター臨床研究所長。2016年、東京大学客員教授、東京大学医科学研究所 学術研究基盤支援室長。2019年、日本医療研究開発機構 (AMED) プログラムオフィサー, 2022年、同プログラムスーパーバイザー。

略歴

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1948年北海道函館市に生まれる。北海道函館中部高等学校卒業。1972年札幌医科大学医学部卒業、第一内科(和田武雄教授)に大学院生として入局。1976年 札幌医科大学 医学博士(論文タイトルは『細胞性免疫に関する臨床的研究』[2])。1978年から、3年間米国NIH博士研究員 (Fogarty International Fellowship) で、スクリップス研究所へ留学。帰国後、第一内科講師、助教授を経て、1994年、同教授。この間、1985年、英国ケンブリッジ大・MRC・セーサル・ミルスタイン教授(ノーベル生理学・医学賞受賞者)に師事。一貫して、癌免疫分野・癌分子病態分野について研究、新しい診断・治療を追究している。

2004年、札幌医科大学第9代学長。2007年、公立大学法人化に伴い、同大初代理事長・学長に就任。2010年から、東京大学教授(医科学研究所・第19代附属病院長)。2012年より東京大学医科学研究所附属病院長 兼 抗体・ワクチンセンター長。2014年から東京大学特任教授(医科学研究所医療イノベーション推進室長)、(兼)神奈川県立がんセンター臨床研究所長。2016年から東京大学客員教授、東京大学医科学研究所 学術研究基盤支援室長、(兼)札幌禎心会病院総長。2019年からAMEDプログラムオフィサー、神奈川県立がんセンター特別招聘研究員、北海道大学遺伝子病制御研究所招聘教員・客員教授。2022年からAMED プログラムスーパーバイザー。

学界や社会における活動

(歴任)

文部科学省 中央教育審議会委員、がん特定研究統合総括班班員、「がん治療領域」副領域長、「橋渡し研究支援推進プログラム」研究代表者(北海道)・顧問(東大TR推進センター)、「橋渡し研究加速ネットワークプログラム」東京大学拠点・医科学研究所代表、「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」委員、「がん研究の今後の在り方に関する検討会」委員、次世代がん研究戦略推進プロジェクト中間評価委員会委員、「オーダーメイド医療の実現プログラム」アドバイザリーボード、新学術領域「がん研究分野の特性等を踏まえた支援活動」 領域代表者、独立行政法人日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員、大学教育等推進事業委員会委員、独立行政法人科学技術振興機構 (JST) CREST追跡評価・評価委員長、厚生労働省 治験拠点病院活性化事業評価会議委員、がん臨床研究事業事前評価委員、厚生労働省 難病・がん等の疾病分野の医療の実用化研究事業(がん関係研究分野)事前評価委員会および中間・事後評価委員会委員、経済産業省  産業構造審議会委員、独立行政法人産業技術総合研究所 研究ユニット評価委員会委員長、日本医学会 幹事、日本臨床免疫学会 理事、常任理事、機関誌編集委員長、総会長、日本消化器免疫学会 理事、総会長、日本消化器癌発生学会 理事、総会長、日米合同癌学会(第7回)会長、日本臨床分子医学会 副理事長、理事、日本がん治療認定医機構[3]理事長、理事、国際癌医学生物学会 (ISOBM) 理事、理事長、総会長、日本電気泳動学会 理事、副理事長、学会長、日本バイオセラピィ学会 理事、総会長、日本家族性腫瘍学会 理事、総会長、日本保健医療福祉連携教育学会 理事、学会会長、日本骨髄腫学会(研究会) 理事、会長、功労会員、日本血液学会評議員、功労会員、日本分子腫瘍マーカー研究会 代表幹事、Marquis Who's Who in the World (33rd Edition, 2016)、独立行政法人大学評価・学位授与機構 機関別認証評価委員会専門委員、日本DDS学会 学会長、副理事長、理事長、顧問、特定非営利活動法人 「みねるばの森」(理事長:寺島実郎)理事、日本リウマチ学会評議員、リウマチ専門医・指導医、内閣府 日本学術会議会員(第20、21期)[4]、公益信託 小野がん研究助成基金審査委員長、公益法人小林がん学術振興会選考委員、国立がん研究センター東病院臨床研究外部監査委員会委員、文部科学省 博士課程教育リーディングプログラム委員会専門委員、文部科学省 新学術領域研究「生命科学連携推進協議会」研究代表者。

(現在)

受賞・栄典

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脚注

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  1. ^ 東京大学医科学研究所 沿革・歴代所長 歴代病院長”. 国立大学法人東京大学医科学研究所. 2015年4月30日閲覧。
  2. ^ 国立国会図書館. “博士論文『細胞性免疫に関する臨床的研究』”. 2023年4月6日閲覧。
  3. ^ JBCT 日本がん治療認定医機構”. 日本がん治療認定医機構. 2012年4月17日閲覧。
  4. ^ 連携会員一覧”. 日本学術会議. 2012年3月28日閲覧。
  5. ^ The Abbott Award”. ISOBM. 2012年3月29日閲覧。
  6. ^ 今井浩三元学長が平成23年度北海道科学技術賞を受賞しました”. 公立大学法人札幌医科大学. 2012年3月27日閲覧。
  7. ^ 医科学研究所附属病院長 今井浩三特任教授、紫綬褒章を受章”. 国立大学法人東京大学医科学研究所. 2014年10月20日閲覧。
  8. ^ 今井浩三特任教授、2015年度「朝日がん大賞」を受賞”. 国立大学法人東京大学医科学研究所. 2015年9月7日閲覧。
  9. ^ 札医大前学長・今井氏に癌学会「長與賞」 研究、治療に橋渡し”. 株式会社北海道新聞社 どうしんウェブ. 2015年9月28日閲覧。
  10. ^ 道功労賞に今井氏ら4人:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2020年12月18日閲覧。
  11. ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
  12. ^ 令和5年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 3 (2023年11月3日). 2023年11月18日閲覧。
先代
秋野豊明
札幌医科大学学長
第9代: 2004年2010年
次代
島本和明