吉田聡
よしだ さとし 吉田 聡 | |
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生誕 |
1960年12月8日 日本・神奈川県藤沢市辻堂 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1982年 - |
ジャンル |
少年漫画 青年漫画 |
代表作 |
『湘南爆走族』 『荒くれKNIGHT』 |
吉田 聡(よしだ さとし、1960年12月8日 - )は、日本の漫画家。男性。福岡県生まれ、神奈川県藤沢市辻堂出身。血液型B型。苗字の「吉」の正確な表記は「𠮷」(「土」の下に「口」、つちよし)である[1]。
来歴
[編集]高校卒業後、東京デザイナー学院商業デザイン科中退。スキー事故で全治6か月の骨折入院中に漠然と漫画家になることを決意。
アイスクリーム店でアルバイト中、常連客からの情報を辿って押しかけた地元の漫画家ムッシュー・田中に師事、チーフアシスタントを務める。
師匠から「鶏口となるも牛後となるなかれ(強い勢力につき従うより、たとえ小さくてもその中で長となれという諺)」とアドバイスを受け当時の少年誌の中でも発行部数の少なかった『週刊少年キング』(少年画報社)へ作品を持ち込み。1982年(昭和57年)同誌の漫画賞である第4回まんが道大賞において『天上界Story』があすなろ賞を受賞。『週刊少年キング』は休刊するも、直後に発行された増刊号にて『天上界Story』掲載、デビューとなった。
同年『週刊少年キング』がリニューアル創刊された『少年KING』に読切作品『湘南爆走族』3本が掲載、翌年初頭に初の連載作品となる。『湘爆』は爆発的ヒット作品となり、ビデオアニメや映画、グッズなど多岐にわたって展開され社会現象を呼び起こした。
1985年(昭和60年)には『週刊少年サンデー』(小学館)に『ちょっとヨロシク!』連載開始。
1987年(昭和62年)に『湘南爆走族』を人気絶頂の中終了させるも、『ヤングサンデー』(小学館)で『純ブライド』、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で『スローニン』、『ヤングキング』(少年画報社)で『湘南グラフィティ』の3作品を同時連載。
1995年(平成7年)から『ヤングキング』(少年画報社)にて開始された『荒くれKNIGHT』は、掲載誌を『ヤングチャンピオン』(秋田書店)に変えつつ、現在まで25年以上も連載が続くロングランシリーズとなった。
その後も少年誌から青年誌、果ては学年誌にまで幅広く、コンスタントに作品を発表し続けている。
人物
[編集]宮崎駿は吉田の作品のファンであり、『バードマン・ラリー 鳥人伝説』の解説で、『湘南爆走族』を「管理社会に対する異議申し立ての傑作」と絶賛している。
作品リスト
[編集]- 湘南爆走族(1982年 - 1987年、『少年KING』、少年画報社)
- ちょっとヨロシク!(1985年 - 1987年、『週刊少年サンデー』、小学館)
- 笑ルーム(1986年 - 1987年、『小二教育技術』、小学館)
- 純ブライド(1987年 - 1988年、『ヤングサンデー』、小学館)
- スローニン(1987年 - 1988年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館)
- 湘南グラフィティ(1987年 - 1988年、『ヤングキング』、少年画報社)
- 鬼のヒデトラ(1988年 - 1990年、『ヤングキング』、少年画報社)
- ダックテール(1989年、『ヤングサンデー』、小学館)
- 天翔ける鈴(1989年、『週刊少年サンデー』、小学館)
- バードマン・ラリー 鳥人伝説(1989年、『週刊少年サンデー』、小学館)
- DADA!(1989年 - 1991年、『週刊少年サンデー』、小学館)
- ハートブレイクパパ(1991年 - 1993年、『ミスターマガジン』、講談社)
- ホンキな家族(1991年 - 1992年、『ヤングキング』、少年画報社)
- 関東ドドンパ男(1992年 - 1993年、『ヤングキング』、少年画報社)
- トラキーヨ(1992年 - 1993年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館)
- 噂の男前!(1993年 - 1995年、『週刊少年サンデー』、小学館)
- 渚のジェントル(1994年 - 1995年、『ビッグコミックスペリオール』、小学館)
- BLACK NIGHT HAWK(1994年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館)
- 荒くれKNIGHT(1995年 - 2005年、『ヤングキング』、少年画報社→2006年、月刊荒くれKNIGHTマガジン)
- 荒くれKNIGHT 黒い残響 完結編(2007年 - 2016年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー(2018年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー アフター・バーナー(2018年 - 2019年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー ダークサイド・エンジェル(2019年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー スライト リターン(2019年 - 2020年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー ゴーストノート(2020年 - 2021年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 荒くれKNIGHT リメンバー・トゥモロー デッドフラワー(2021年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- 吉(マルヨシ)商店特盛劇場(1995年 - 1996年、『週刊少年サンデー超』、小学館)
- 走れ!天馬(1996年 - 1997年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館)
- DUMPERS(1998年 - 1999年、『ヤングキング別冊キングダム』、少年画報社)
- ジャイアンツ(1998年 - 1999年、『スーパージャンプ』、集英社)
- 江戸川キング(1999年 - 2000年、『ヤングマガジンアッパーズ』、講談社)
- てんねん(2001年 - 2004年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館)
- GOE(2001年 - 2002年、『小学三年生』、小学館)
- ばるこん(2002年、『小学三年生』、小学館)
- ジナス(プロット協力、ビッグ・オー、2005年 - 2008年、『モーニング』、講談社)
- ケンとメリー(2008年 - 2009年、『モーニング』、講談社)
- 七月の骨(2010年 - 2011年、『ビッグコミックスピリッツ』、小学館→2011年 - 2013年、『月刊!スピリッツ』、小学館)
- 親鸞(2011年、『週刊新マンガ日本史』14号、朝日新聞出版)
- サラリーマン拝!(2013年 - 2016年、『ビッグコミック』、小学館)
- セブングレイズ(2016年 - 2017年、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
- そのたくさんが愛のなか。(2017年 - 2018年、 『ビッグコミック』、小学館)[2]
- 湘南爆走族 ファーストフラッグ(2022年 - 、『ヤングチャンピオン』、秋田書店)
アシスタント
[編集]脚注
[編集]- ^ Unicodeでは U+20BB7、「𠮷」。
- ^ “吉田聡の新連載、第1話を無料公開! 大人の青春グラフィティ『そのたくさんが愛のなか。』! _ ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)”. 小学館 (2017年3月11日). 2024年2月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 吉田聡 (@manga_satoshi) - X(旧Twitter)