エルステ・グループ
ウィーン市内のエルステ銀行店舗 | |
種類 | 公開会社 |
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本社所在地 |
オーストリア A-1100 Am Belvedere 1, ウィーン |
設立 | 1819年 |
業種 | 銀行 |
代表者 | Willibald Cernko(CEO) |
外部リンク | コーポレートサイト |
エルステ・グループ(独: Erste Group Bank AG)は、オーストリア・ウィーンに本社を置く総合金融機関。オーストリア国内で「エルステ銀行」を運営するほか、チェコ・スロバキア・ハンガリー・クロアチア・セルビア・ルーマニアなど中東欧地域に子会社を持ち、銀行グループを形成している。ウィーン証券取引所・プラハ証券取引所・ブカレスト証券取引所上場企業。
沿革
[編集]1819年に、ウィーン郊外のLeopoldstadtで設立されたオーストリア貯蓄銀行(Erste österreichische Spar-Casse)をルーツに持つ。1938年のナチス・ドイツによるアンシュルス体制下においても「オーストリア」を社名に残し続けた数少ない組織であったが、ナチス・ドイツの戦争準備の融資に利用された。第二次世界大戦の終了と共に復興し、冷戦終了後の1997年10月、GiroCredit Bank Aktiengesellschaft der Sparkassenと合併しErste Bank der oesterreichischen Sparkassen AGとなった[1]。同年11月にウィーン証券取引所に株式を公開、2000年2月にチェコ最大のリテール銀行であるチェコ貯蓄銀行の株式を買収、2001年にスロバキア最大の商業銀行であったSlovenská sporitel’naを買収し完全子会社化、2003年にクロアチアでErste&Steiermärkische Bank d.d.とRijecka banka d.d.を合併させることで同国3位の地位を得、2004年にハンガリーのPostabank és Takarékpénztár Rt.との合併により同国2位のリテール銀行となり、2005年にセルビアのNovosadska banka a.d.の株式の約7割を買収しエルステ銀行ノヴィ・サドとし、2006年にBCRの通称で知られるルーマニア銀行最大手のルーマニア商業銀行(Banca Comerciala Romana S.A.)の株式の93%を買収した[2]。2008年8月、経営体制を刷新しErste Group Bank AGの名称の持株会社を設立、各部門がその傘下に入る形となった[1]。 アセットマネジメントに関しては傘下のErste Asset Management GmbHが行っている。
スポンサー
[編集]- エルステ・バンク・オープン - 男子プロテニスATPワールドツアー・500シリーズの一つ。
- オーストリア・アイスホッケーリーガ - オーストリアのチームを中心とするアイスホッケーリーグ。
- ウィーン国際映画祭[3]
出典
[編集]- ^ a b “Our markets” (英語). エルステ・グループ. 2018年12月3日閲覧。
- ^ “最大手の商業銀行をエルステ銀行が落札(ルーマニア)”. 日本貿易振興機構 (2006年1月19日). 2018年12月3日閲覧。
- ^ “Festival Sponsors” (英語). ウィーン国際映画祭事務局. 2018年12月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- エルステ・グループ コーポレートサイト
- エルステ銀行 一般利用者向けウェブサイト
- Erste Group (@erstegroup) - X(旧Twitter)
- Erste Group - YouTubeチャンネル