Microsoft Teams の通話と会議での音声分離

仕組み

音声分離は、Teams プラットフォーム内の高度な AI アルゴリズムを使用して動作します。 ユーザーが音声プロファイルを登録すると、音声入力がリアルタイムで分析され、バックグラウンド ノイズやその他の音声の中でユーザーの音声が識別されます。 分離されると、音声分離では、干渉するスピーカーと不要なノイズを抑制するアダプティブ フィルタリング手法が採用され、ユーザーの音声のみが他の参加者に送信されます。  

はじめに 

1. Teams 通話または会議の音声分離を有効にするには、音声プロファイルを設定する必要があります。 音声プロファイルを設定するには、[ 設定] [その他 の > 設定] [ > 認識] に移動します。 そこから、[音声プロファイルの作成] を選択します。
   
   

   注: [設定] メニュー項目として [認識] が表示されない場合は、組織で機能が有効になっていない可能性があります。 詳細については、「音声と顔の登録の概要」を参照するか、IT 管理者に問い合わせてください。 

2. [音声キャプチャの開始] を選択し、テキストを読み取る。
   

3. 読み上げが完了したら、[音声キャプチャの停止] を選択します。 最後の画面で、[閉じる] を選択 します。

4. 既定では、Teams のすべてのユーザーに対してノイズ抑制トグルが有効になっています。 音声プロファイルの設定が完了すると、音声分離オプションが自動的に選択されます。 確認するには、Teams 会議の オーディオ設定に進み、[ ノイズ抑制 ] トグルまで下にスクロールします。 まだ有効になっていない場合は、[ノイズ抑制] の横にあるトグルをオンにし、音声分離サブオプションが表示されます。
   
   
   
   

使用法

音声分離機能を有効にすると、Teams 会議にいくつかの変更が表示され、機能が動作しているタイミングと方法が通知されます。 変更の説明については、次の表を参照してください。 

ユーザー インターフェイスの変更	これが何を意味するか
	音声分離機能が有効になっており、Teams 通話または会議の準備が整いました。
	音声がミュートされた状態で会議に参加すると、バナーの横にミュート アイコンが表示されます。
	名前だけが表示されます。 不要なオーディオは検出されません。音声の分離は準備完了状態です。
	不要なオーディオが検出され、不要なノイズと音声のフィルタリングが進行中です。
	この通知は、近くのユーザーが検出された場合に受け取ります (たとえば、自分と同僚が現在の会議のためにノート PC を共有している場合など)。 音声を聞きたい場合は、[音声分離をオフにする] オプションを選択します。

トラブルシューティング 

Teams の通話と会議の音声の品質を確保するには、音声の分離が重要であることがわかっています。 まれですが、問題が発生した場合、Teams は直ちに通知し、解決方法についてアドバイスします。  

音声分離機能を使用するには、まず音声プロファイルを登録する必要があります。 ユーザーは、組織に対して登録ポリシーが有効になっている限り、Microsoft Teams Desktop アプリの [設定] > [認識 ] で音声プロファイルと顔プロファイルを登録できます。 音声の登録に問題が発生している場合は、比較的静かな環境にあることを確認するか、接続されているマイクを変更してオーディオの品質を向上させてみてください。 詳細については、「Microsoft Teams インテリジェント スピーカーを使用して会議の文字起こしで会議室の参加者を識別する」を参照してください。

Alert	これが何を意味するか
	Teams 会議の音声分離オプションをオンにした場合に問題があります。 Teams をシャットダウンして再起動すると、音声分離機能が再読み込みされます。
	デスクトップ コンピューターでパフォーマンスの問題が発生しており、現時点では Teams での高度なノイズ抑制モデルの実行をサポートできません。  解決するには、デスクトップ コンピューターで実行されている他のアプリを終了します。 [オーディオ] ドロップダウンまたは [オーディオ設定] から音声分離オプションを再度有効にします。

関連資料

Microsoft Teams 会議のバックグラウンド ノイズを減らす

Microsoft Teams インテリジェント スピーカーを使用して会議の文字起こしで室内の参加者を特定する